6月病を吹っ飛ばせ~持続可能なメンタルヘルス対策~
新入社員などがゴールデンウイーク明け頃に無気力になってしまう、いわゆる「5月病」は社会で認知されていますが「6月病」というのをご存知でしょうか。どちらも医学的に正式な病名ではありませんが、研修が終わり配属先での仕事が始まったり部署異動した新しい職場環境になじめなかったりする6月頃に、ストレスと疲労の蓄積が原因で起こるメンタル不調で5月病と比較すると幅広い年代で起こり得るものです。
想像以上のストレスを受けている可能性
新しい会社や職場で仕事をはじめることは、自分の想像以上にストレスがかかるものです。日常のストレスに対する対処が上手くできないと、さまざまな心身の不調が現れてしまいます。気がついたら耐えられないほどのストレスを抱えて適応障害に陥ってしまう可能性もあり、そうなってからでは遅すぎるのです。
職場のメンタルヘルスサポート体制
世界の16の主要国と地域における、職場のメンタルヘルスに関するサポート体制についての調査結果が発表されました。『職場のメンタルヘルスに関するサポート体制が充実している』とこたえた人の割合は、日本が最下位の27%。このことは、メンタルヘルスケアの適切なサポートや治療に繋がっていない可能性があるとも言えます。セフルケアの大切さをあらためて感じる調査結果ですね。

ひとりで抱え込まない
人生100年時代、仕事でもプライベートでも何かしらのストレスへの対策をとらないと健康に生きてはいけません。様々あるセルフケアの中で特に意識いただきたいものは、悩みや不安をひとりで抱え込まずだれかに相談することです。「真面目すぎる人」「責任感が強すぎる人」などはそのひとつのタイプですが、「没頭しやすい人」や「弱音を吐かない人」も要注意です。自分に合う"持続可能"なメンタルヘルス対策を身につけて、これからの時代を健やかに過ごしていきたいですね。
