映画とメンタルヘルス #5
今回ご紹介する映画は、人間が抱く感情たちの世界を描いた「インサイド・ヘッド」です。2024年8月から続編が公開されています。
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「インサイド・ヘッド」2015年公開のアメリカのコンピュータアニメーション3D映画で、日本では2015年7月に公開されました。人間の少女の頭の中を舞台に、そこに住む5つの「感情(喜び・悲しみ・怒り・嫌悪・恐れ)」を題材としており、擬人化されたそれらのキャラクターを主人公に据え、彼らが少女を幸せにすべく奮闘する様子が描かれています。
(ウィキペディアより一部引用)
感情は伝染する
人間の脳には、感情を他者に伝染させる仕組みがあることが わかっています。心理学では「情動感染」といいますが、病気以外で「感染」という言葉が使われるのは少々違和感がありますね。では、「共感」という表現ではいかがでしょう。これも感情の感染が起こった結果で、例えば『緊張している人を見ると自分にもその緊張感が伝わってきた』とか『あくびをしている人を見ると自分もあくびが出てきた』など、経験があるのではありませんか。
感情とメンタルヘルス
周りから影響を受けた感情はメンタルヘルスにも関わってきます。その理由は、伝わりやすいのはポジティブな感情よりもネガティブな感情だからです。もし、不満ばかり言う人やイライラしている人がいる職場環境だったら、その感情が伝染して周りの人がストレスを感じ悪影響を及ぼすことになります。
感情の感染を活用する
ネガティブな感情が感染しやすいとはいえ、当然ポジティブな感情も伝わります。それを上手く活用すれば、ネガティブな状況から身を守り前向きなマインドセット(思考・行動のパターン)が可能になります。気軽にできる活用法を3つご紹介します。
1)会話の第一声をポジティブな言葉にする
2)仕事を始める前に今日感謝すべきことを思い浮かべる
3)ポジティブな人の近くにいるようにする
まわりがまき散らすストレスに「感染」しないよう対策していきましょう。